説明
仕上げにサクッと… と考えがちなハイライトですが実はとても奥が深いのです、ちなみに明部とハイライトは別物ですので混同しないようにしてください。(同様に影と陰も別物です)
作例は3Dで作ったモデルですが質感表現の考え方は基本的に2Dと同じです、ハイライトの強弱だけでこんなに変わります。
左から右へハイライトが強くなっています、左は木綿や無垢材などを描く時に適しています。中央はシルクや樹脂製品など。右はガラスやメッキ処理された金属など硬質なものを描く時に入れるような強めのハイライトです。
ハイライトのイメージをわかりやすく描いてみました、ブラシ径と強さを比べてみてください。
ハイライトは硬さと明るさの組み合わせでその表現が無段階に変化します。明るく硬いほど硬質な表現になり、暗く柔らかいほど光の反射が少ない物の表現に向いています。
金属・ガラス・陶磁器類は硬めのハイライトでシャープに、布・紙などは柔らかいハイライトでエッジを立たせないようにすると良いでしょう。ただし画作りを考えた場合どうしても際立たせたい部分が出てくると思います、そのような時は材質に関係なくフチに強めのハイライトを入れると照り返しのような効果が生まれて見栄えが良くなります。
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