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■非現実世界は写真トレスできないのでイメージラフを起こす事から始まります(左)パースガイドはLightWave3Dのグリッドを利用しています、ちなみにカメラ位置はセンターの0・ヘディング13.5・ピッチ4・ズームファクター3.2です(中央)ラフをクリンナップします、精密に描かなくても大体の形が取れていれば問題ありません(右)
■基本色を塗って行きましょう、ちゃんとパーツ毎にレイヤー分けする事を忘れずに。基本色レイヤーは選択範囲を呼び出すのに使うので丁寧に塗りましょう。色は後から調整するのでそれっぽい感じが出ていれば大丈夫です。
■それでは石の質感を出して行きます、柱にグラデーションツールで簡単な陰影を付けます。次にキズやムラっぽさを加えます、ついでに石と石の繋ぎ目も描いておきました。徐々に描き込んで行きましょう。
■ノイズとぼかし(移動)で作ったテクスチャを貼ります、縦にのびる目が分かりますか?
■周囲の石積みも質感を描き加えて行きます。レイヤーの基本構成は下位から「基本色」「乗算」「特殊効果」「ハイライト」の四種類で成り立っています、石柱を例にすると「基本色」は9枚「乗算」は19枚「特殊効果」は3枚「ハイライト」は4枚。これらの基本構成はパーツ毎に分けて管理しやすくします。今回は石柱・石積・土台・階段・床・草・木・その他に分けています。
■繋ぎ目などに草を生やしてこの部分の作業は終了です。ここまでトータルで10時間くらいでしょうか?計るの忘れました(あわわ)
■それでは次に草の描き方を左上から右下へ順を追って説明します。まず最初は草の分布というか、芝生ではないので何種類かの草が混ざっているという設定で塗り分けます(左上)次に各色のフチをなじませます(上中央)更になじませて行きます(右上)小さな草を描き込みます(左下)更に草を描きます(下中央)最後にグラデーションで色を調整します(右下)筆圧設定したブラシを使用すると葉の一枚一枚を描くのに便利です。3〜4時間もあれば描ける作業です。
■かなり適当ですが木を描き加えます(笑)ここまで来ると世界観が確立してきますね。20〜30cmの若木を何本か床面に生やしておくともっと良かったのですが、時間的都合により省略しました。
■最後にエフェクトやコントラスト調整をして完成です、隠れた舞台設定は雲の上の遺跡といった感じですかね?現実なら雲の上では極寒なので草木も育たない環境ですがそういうツッコミは無しにして下さい(オイ)
**GIF動画で見る製作行程**
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